研究課題/領域番号 |
18K16770
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
味村 和哉 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (50437422)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 妊娠高血圧症候群 / 補体 / ヒト臍帯血管内皮細胞 / 予知・予後予測マーカー / 予知 / 予後予測マーカー / 妊娠高血圧腎症 / Drug Repositioning |
研究成果の概要 |
ヒト検体で補体がPreeclampsiaの病態に関与しているか調べるとともに、ヒト臍帯血管内皮細胞を用いたPreeclampsia母体血管内皮モデルを生かして新たなメカニズムを解明し、また既存薬ライブラリーをそのモデルに添加することで、補体抑制作用を介して血管内皮障害を改善することができる新規薬剤を網羅的にスクリーニングすることを目的とした。in vivo では、補体がPreeclampsiaの予知・予後予測マーカーになり得るか、血清および尿中における補体マーカーの検索を行った。また、in vitroモデルを用いて漢方薬ライブラリーを用いて網羅的スクリーニングを行い候補薬を絞り込むに至った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
妊娠高血圧症候群の中でも妊娠高血圧腎症は、妊娠20週以降に発症する高血圧、尿蛋白、他の全身障害を特徴とした疾患で、胎児死亡・母体死亡の主な原因である。全妊娠の5-8%に発症する高い頻度に加え、現在、分娩年齢の高齢化に伴い増加している。日本における妊娠高血圧症候群も最近Hypertensive Disorders of Pregnancy(HDP)と改名され、HDPはけして軽症な病態はなく、すぐに治療に取り掛かるべき疾患であるという啓発が進んでいる。いまだ治療は分娩のみで薬物療法は確立していない。母体健康・胎児健康のためにも、治療薬の開発に寄与することは現在の周産期医学において非常に重要である。
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