研究課題/領域番号 |
18K16776
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
岩橋 尚幸 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (50750907)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | リキッドバイオプシー / 婦人科癌 / 個別化医療 / Liquid biopsy / 卵巣癌 / 子宮頸癌 / 子宮体癌 |
研究成果の概要 |
本研究では分子バーコード法とエラー抑制法を併用する超高感度次世代シークエンシング法であるcancer personalized profiling by deep sequencing (CAPP-seq)を用い、婦人科liquid biopsyの有用性について検討した。50例の婦人科癌の血漿検体での検討を行った結果、49例(98%)で何らかの遺伝子変異が検出され、多いものとしてはTP53が38%、APCが22%、KRASが22%、EGFRが14%であった。今後の婦人科癌における個別化治療戦略において、liquid biopsyによる腫瘍遺伝子プロファイリングが有用だと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
進行婦人科癌の長期予後は不良であり、今後の婦人科癌の治療戦略として、患者個々の遺伝子変異プロファイルに合わせた適切な抗癌剤・分子標的薬の選択が予後の改善に重要となる。 Liquid Biopsyにより新たな標的遺伝子を同定し、婦人科悪性腫瘍における治療標的遺伝子のメカニズムを解明することにより、既存の抗癌剤や分子標的薬の感受性も含めた新たな治療戦略の検討や、 新規分子標的薬の開発へと発展させることができ、本研究は新規Precision medicine治療の推進のために意義の大きな研究と考えられる。
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