研究課題/領域番号 |
18K16790
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
竹原 功 山形大学, 医学部, 客員研究員 (80642496)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 小胞体ストレス / 加齢卵 / 胚盤胞 / 胚発育 / 妊娠率 / 胚培養 / 胚移植 / 死細胞率 / salubrinal / 卵の質低下 |
研究成果の概要 |
加齢に伴って卵の質が低下することが言われている。本研究により、加齢卵は小胞体ストレスに強く暴露されていることがわかった。一方で小胞体ストレスを制御するSalubrinalという薬剤を使用することにより、加齢卵の細胞死を抑制することで胚の発育状況を改善させることができた。この結果を応用することで、小胞体ストレスをターゲットとした卵の質を改善する新しい治療法に利用することができると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢女性の不妊治療の治療成績を改善させる治療は全く確立していないのが現状である。今回我々は、小胞体ストレス応答という生体内においてタンパク質の品質を維持する機構が過剰にはたらいてしまうことが卵の加齢による質の低下に関与していることを初めて明らかとした。さらに小胞体ストレス制御薬を使用することで治療成績が改善することをマウスを用いて証明した。この成果により、小胞体ストレス制御が難治性の高齢不妊の治療法に寄与する可能性が示唆された。
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