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分子状水素の母獣投与による早産児の後遺症低減への取り組み

研究課題

研究課題/領域番号 18K16796
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

中野 知子  名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (90754953)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード早産 / 分子状水素 / 炎症 / ミクログリア / エピジェネティクス
研究成果の概要

分子状水素の母獣投与により、炎症性早産仔の脳障害を軽減する可能性を示唆する結果を蓄積してきたが、本研究ではまず分子状水素の胎児への影響として催奇形性や発育を評価したが、明らかな有害事象は認めなかった。また胎内炎症曝露により出生した新生仔脳では、ミクログリアCD11c発現が減弱し、髄鞘形成が低下していることが分かった。さらに臨床検体での検討からも、絨毛膜羊膜炎により粗大な脳構造変化や発達指数への影響は少ない一方、淡蒼球・側坐核における脳容積の減少を認め、早産児の将来的な自閉症スペクトラム障害や統合失調症のリスク上昇との関連が示唆された。今後分子状水素のさらなる有用性を検討することが重要である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

早産により生まれた児の重篤な後遺症を予防する研究は、児の生命予後を改善する可能性があり、社会的意義があると思われる。
本研究の結果をもとに、今後ヒトの胎児脳障害をMRIで評価することを応用し、妊婦に分子状水素を投与することの有用性を検討していくことは、今後の先制医療の開発において重要な点であると考える。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] LPSによる炎症性早産モデルマウスに対する分子状水素の効果2018

    • 著者名/発表者名
      中野 知子
    • 学会等名
      第8回日本分子状水素医学生物学会大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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