研究課題/領域番号 |
18K16799
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
長又 哲史 神戸大学, 医学研究科, 助教 (50816642)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | HHV-6 / 不育症 / 反復着床不全 / 子宮内膜フローラ / human herpesvirus 6 / HHV6 / 習慣流産 / 不妊症 / human herpesvirus 7 / 生殖不全 |
研究成果の概要 |
神戸大学医学部附属病院に通院している不育症患者から採取した子宮内膜検体を用いて、HHV-6存在の有無や不育との関連性についてreal time PCRを行い検討したが、不育症患者からHHV-6 DNAは検出されず、不育症との関連性は低いと考えられた。次に、不妊症患者、反復着床不全患者について検討を行った。不妊治療専門施設にて子宮内膜から採取されたDNAを用いてHHV-6 DNAの有無を調べたが、検出率は2.3%と非常に低く、またHHV-6DNA陽性例においても妊娠出産が確認された。結論としては、本邦において不育症および不妊症とHHV-6の関連性は低いと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海外のデータでは、子宮内膜HHV6と不妊症(反復着床不全)との関連性が指摘されていたが、本邦においてのデータはこれまで無かった。また不育症患者とHHV6との関連性については、これまで海外においても報告がなかった。反復着床不全および不育症の原因は不明なことも多く、挙児を希望する女性において重要な課題であった。そこで本邦における不育症患者や着床不全患者の子宮内膜等からDNAを抽出し、HHV-6 DNAの有無を検討を行った。しかしHHV-6DNAの検出率は非常に低く、またHHV-6陽性例からも妊娠出産が確認されており、不育症や不妊症との関連性は低いと考えられた。
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