研究課題/領域番号 |
18K16810
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
|
研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
深川 安寿子 岩手医科大学, 医学部, 任期付助教 (30772511)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 子宮体癌 / 類内膜癌 / microRNA / リンパ節転移 / 婦人科腫瘍 / 分子生物学 / 腺管分離 / 腺管分離法 |
研究成果の概要 |
子宮体癌はホルモン依存性で5年生存率は85%以上と比較的予後良好な癌腫である。その中にも転移や再発、化学療法に治療抵抗を示す症例が存在する。本研究では、特にリンパ節転移に関わるmicroRNA(miRNA)について解明する。microRNAは腫瘍抑制因子または腫瘍遺伝子として機能しており、乳癌においてはmiRNAが予後予測因子である癌細胞の浸潤や転移能、薬剤耐性などに関与し、その種類の特定や作用機序をはじめ、癌の診断や治療の対象としての研究がなされている。本研究では子宮体癌のリンパ節転移に関わる7つのmicroRNAの発現低下に関連することを明らかとした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子宮体癌の腺管分離法を用いて癌腺管からRNAを抽出し、MicroRNA(miR)の解析を行い、リンパ節転移に関わる7つのmicroRNAの発現低下に関連することを明らかにした。 子宮体癌は比較的予後良好な癌腫である一方で、一部では再発や転移、化学療法に抵抗性を示す症例も認める。特にリンパ節転移を示す症例を的確に予測することにより、治療選択肢の拡大につなげることができると考える。逆にリンパ節転移を認めない症例には最低限の侵襲に治療を抑えることも可能となる。臨床病理学的な関連性を解明し、子宮体癌の予後不良因子を明らかにし、今度の子宮体癌の予後の改善、治療選択肢の拡大につなげることである。
|