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反復性膣カンジダ症に対する新たな治療戦略の可能性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 18K16815
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関帝京短期大学 (2022-2023)
帝京大学 (2018-2019, 2021)

研究代表者

羽山 和美  帝京短期大学, 帝京短期大学, 講師 (50548352)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワードCandida albicans / 反復性膣カンジダ症 / 乳酸菌 / 低分子化ポリフェノール / 山椒 / ブドウ球菌 / 表皮ブドウ球菌 / ジアセチル / 膣カンジダ症マウスモデル / 菌糸形発育抑制 / プロタミン分解物 / ヒノキチオール / 反復性膣カンジダ
研究成果の概要

本研究では反復性膣カンジダ症に対して、治療あるいは予防効果を示す可能性のある天然物質を探索し、治療戦略として利用可能か否かを検討した。一部の乳酸菌は、マウス膣カンジダ症モデルの膣内C. albicans生菌数の有意な低下は示さないものの、病原性に寄与する菌糸形発育を抑制する可能性が示された。低分子化ポリフェノールおよび山椒類は、C. albicansと混合感染が考えられるブドウ球菌に対する発育を抑制し、ポリフェノールは、ブドウ球菌の発育に伴って現れる悪臭などの不快な諸症状を軽減させた。これらのことからこれら天然物質は再発予防として利用できる可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

反復性膣カンジダ症の再発治療または予防に着目した研究例はまだ少なく、患者は治療のため何度も来院する必要があり大きな負担となっている。本研究では乳酸菌、ポリフェノールなどがC. albicansの菌糸形発育を抑制するだけでなく、悪臭など不快な諸症状をも軽減し、日常的な再発予防として使用できる可能性を見出すことができた。以前より研究を行っていた天然物質は、デリケートゾーンにも利用できる化粧水として製品化されている。天然物質は組み合わせるとより効能を高めることが出来るため、治療・予防法の一手段として使用できる可能性があるだろう。よって、本研究の学術的および社会的意義は大きいと考えている。

報告書

(5件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2025-01-30  

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