研究課題/領域番号 |
18K16818
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 東京女子医科大学 (2019-2020) 日本医科大学 (2018) |
研究代表者 |
金谷 萌子 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (00759805)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | エストロゲン受容体β / 室傍核 / エストロゲン受容体 / マウス / 産後うつ様行動 / 喰殺 / アンドロゲン受容体 / マウスの産後うつ様行動 / 喰殺行動 / 分界条床核 / 扁桃体 / うつ様行動 / 産後うつ病 / 遺伝的背景 / 神経機構 / ラット |
研究成果の概要 |
本研究では、ラットの産後うつ症状を引き起こす遺伝的背景を明らかにすることを目的とした。うつ関連脳領域の形態変化や遺伝子発現変化を捉えるために、神経核の採取方法の確立と、in situ hybridization法と免疫染色による共染色の検討を行った。しかし本実験では、産後うつに重要な遺伝子の同定には至らなかったため、今後は当該遺伝子を確定したのち、うつ様行動の関連脳領域に及ぼす影響について検討する必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
うつに関連する脳領域の形態変化や遺伝子発現変化を捉えるために、その脳領域を正確に採取する方法をラットで確立した。また、変化する指標としては遺伝子とタンパク質を調べる必要があり、どちらについても正確に検出することが可能となった。本実験では産後うつ発症に重要な遺伝子を同定出来なかったが、明らかになった後には本実験で検討した方法と合わせて、産後うつモデル動物における脳領域特異的な変化を捉えることが出来る。女性のライフステージとヘルスケアに関わる研究がより重要となってきており、産後うつ病に関しても個人から社会全体において対策が必要とされる。本研究から産後うつ発症メカニズムの基礎研究に繋がると考える。
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