研究課題/領域番号 |
18K16850
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
波多野 孝 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (40807583)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ヒト乳頭腫ウイルス関連中咽頭癌 / 頭頸部癌 / エピゲノム / マイクロRNA / HPV / microRNA |
研究成果の概要 |
今までの研究よりヒト乳頭腫ウイルス(HPV)関連頭頸部癌細胞株の網羅的マイクロRNAプロファイリングを行い、HPV 感染により発現が変動するマイクロRNA群の中から予後に影響を及ぼすと考えられるマイクロRNA候補を抽出した。 抽出したmirBの発現変動を行うことでin vitroで細胞増殖能、遊走能に有意に差が得られ、さらに複数のPublic databaseより抽出した候補下流遺伝子の発現を制御していることを明らかとした。 以上より、本研究においてHPV関連中咽頭癌の発癌機構において、mirBにより増殖能、遊走能を亢進することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HPV関連中咽頭癌はHPV陰性癌と比較し予後が良好と考えられているが、その中にも予後不良な症例は依然として存在しており、その理由は明らかではない。 本研究で明らかにしたmirBを介した下流遺伝子の制御機構に対する治療開発を行うことで、HPV関連中咽頭癌の予後不良群改善への糸口となる可能性がある。
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