研究課題
若手研究
副鼻腔真菌症の原因菌の同定とその微生物学的特性を明らかにすることで、疾患のコントロールを行うことを目的に本研究を行なった。本研究では、副鼻腔真菌症のうち浸潤性、非浸潤性共に検出された。原因となった真菌菌種同定のため、遺伝子解析を行なったところ、数種類の真菌が原因菌として同定された。また、副鼻腔真菌症の微生物叢解析では様々な菌種が微生物叢が構成していることが明らかとなった。
これまで、副鼻腔真菌症の原因真菌を菌種レベルで明らかにした報告はほとんど見られなかったが、本検討において副鼻腔真菌症の主な原因真菌が菌種レベルで明らかとなった。さらに副鼻腔真菌症の微生物叢についても明らかになった。近年高齢化や疾患および治療が多様化しており、副鼻腔真菌症は今後も増加することが考えられる。本検討結果は、今後の副鼻腔真菌症の治療のさらなる発展に貢献できることが期待される。
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