研究課題/領域番号 |
18K16903
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
阪上 雅治 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (50745437)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 内耳有毛細胞 / ES細胞 / 内耳再生 / 分化誘導 / 前庭 / 高度前庭障害 / マウス |
研究成果の概要 |
本研究では内耳前庭有毛細胞への特異的分化誘導法の開発を目的に、卵形嚢由来の上皮細胞(Vestibular cells:VCs)の利用を試みた。Math1-GFP-ES細胞を用い、新生児マウスの内耳前庭組織よりVCsを樹立し、継代培養したVC由来細胞の培養上清を回収した(VC derived-conditioned medium:V-CM)。V-CM およびES-DM(市販ES用培養液)により2週間接着培養を行い、前庭・蝸牛有毛細胞関連マーカ―遺伝子の発現を検討した結果、V-CMは、ES細胞の内耳前庭有毛細胞様細胞への分化を誘導することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、前庭細胞由来液性因子を用いることで、前庭有毛細胞への特異的分化誘導制御が実現可能となった。この新しい知見は、内耳再生医学の基礎的視点から前庭有毛細胞の分化・再生メカニズムを解明する上で重要と考えられる。
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