研究課題/領域番号 |
18K16904
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
城所 淑信 順天堂大学, 医学部, 助教 (60514487)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 遺伝子難聴 / 幹細胞ホーミング機構 / 蝸牛ギャップ結合 / 遺伝性難聴 / ギャップ結合 / 蝸牛 |
研究成果の概要 |
Brn4はニューロンや、蝸牛細胞の分化に関わる転写因子であり,X染色体性の非症候性難聴では最多の疾患であるX-linked deafne ss type3(DFN3)の原因遺伝子であるが、その機序は未だ解明されていない。研究代表者はBrn4欠損マウスと先天性難聴CX26(GJB2)変異難聴ともにギャップ結合複合体崩壊を有することを発見した。ギャップ結合を標的とした治療法開発が同疾患にも適用できると予想される。本研究では、初期の細胞変性がギャップ結合複合体を形成する蝸牛線維細胞であることを明らかにし、蝸牛線維細胞およびギャップ結合を指標としマウス内耳への骨髄間葉系幹細胞移植の最適条件を探索した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先天性高度難聴の約半数は遺伝子の関与があるといわれている。原因となる遺伝子産物の1つであるBrn4はニューロンや、蝸牛細胞の分化に関わる転写因子でありX染色体性の非症候性難聴では最多の疾患であるX-linked deafness type3(DFN3)の原因遺伝子として知られているが、その機序は未だ不明であり、その解明が求められている、本研究ではその解明および幹細胞ホーミング機構と呼ばれる分子機構の活性化の解析を行うことで内耳の標的組織への侵入能力の高い細胞、内耳誘導性の間葉系幹細胞の探索を行っており、将来的に新たな治療技術の可能性が示すことができ、学術的および社会的意義は極めて高い。
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