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中心性漿液性脈絡網膜症における漿液性網膜剥離の病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K16927
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

三木 明子  神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (10726988)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード網膜色素上皮細胞 / 細胞接着 / 網膜 / 細胞間接着 / 眼細胞生物学 / 網膜色素上皮
研究成果の概要

中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)では、網膜色素上皮細胞(RPE)の細胞間接着異常を認めるが、その分子生物学的機序は不明である。我々は、脈絡膜中大血管によるRPEへの機械的ストレスがRPEの細胞間接着が脆弱化すると考え、Hippo経路のYAPに着目した。本研究の目的は、RPEの細胞間接着とYAPの関係を明らかにすることである。YAPはマウス脈絡膜血管、RPEに発現し、ARPE細胞を用いた研究では、タイトジャンクションの形成と共に、YAPの局在が変化し、YAPの阻害によりタイトジャンクション機能が低下した。これら結果から、YAPはRPEのタイトジャンクションに重要な役割を有する可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

CSCの分子メカニズムは不明である。CSCではRPEのタイトジャンクションが低下するが、本研究では、RPEのタイトジャンクションとHippo経路のYAPが関係することが示された。CSCの治療は光線力学療法(保険適応外使用)が広く行われているが、光線力学療法で用いるベルテポルフィンにより核内移行したYAPが阻害されることが知られている。CSCにおいて光線力学療法が奏功する理由は現時点で不明であるが、YAPがCSCのタイトジャンクションに関連していることがその理由の一つである可能性がある。今後さらにHippo経路とRPEの関係について検討することでCSCの病態背景が明らかになる可能性がある。

報告書

(6件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-01-30  

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