研究課題/領域番号 |
18K16928
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
長谷川 英一 九州大学, 大学病院, 助教 (70636521)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ぶどう膜炎 / MAIT細胞 / 自然リンパ球 / 非感染性ぶどう膜炎 |
研究成果の概要 |
自然リンパ球Mucosal associated invariant T(MAIT)細胞のぶどう膜炎における機能を解析するため、MAIT細胞を欠損させたマウスに実験的自己免疫性ぶどう膜炎を誘導し眼炎症の重症度を評価したところ、野生型マウスと比較し網膜血管炎や網膜滲出斑など眼炎症の有意な増悪が見られた。またPCR、FACSを用いた解析ではMAIT細胞欠損マウス眼内の炎症性サイトカインの発現が上昇していた。自然リンパ球MAIT細胞は眼内炎症時に炎症反応性に増加し、炎症抑制的に作用している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非感染性ぶどう膜炎の原因・詳細な発症機序については未だ解明されておらず、現在標準的に行われている治療は炎症を抑制するための対症的な治療のみであり、効果不十分や副作用出現など克服しなければならない課題も多い。本研究ではこれまで多く研究されているT細胞を主体とした獲得免疫系ではなく、自然リンパ球を対象としたぶどう膜炎の発症機序についての解析を行ない、その重要性を示した。
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