研究課題/領域番号 |
18K16933
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
|
研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
岩西 宏樹 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (40784319)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 脈絡膜血管新生 / 滲出型加齢黄斑変性 / 血管成熟化 / 脈絡膜新生血管 / レーザー誘発脈絡膜新生血管 / 神経終末カルシウムチャネル |
研究成果の概要 |
滲出型加齢黄斑変性の病態の本体である脈絡膜新生血管に対する研究は、その動物モデルである実験的アルゴンレーザー誘発脈絡膜新生血管モデルが用いられる。新生血管の成熟化を促すことによる滲出型加齢黄斑変性の沈静化という新たな治療戦略の確立を目指した。 本モデルで誘発される脈絡膜新生血管の大きさにばらつきに対しては非侵襲的に同一の新生血管に対する経時的な観察及び評価が理想的であり、同時に散瞳下での眼底検査中の不可逆的白内障の発症という大きな課題の克服を要した。それらに対しマウス専用光干渉断層計とマウス専用コンタクトレンズの導入で検査中の不可逆的白内障の発症を抑えることができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
滲出型加齢黄斑変性の病態の本体である脈絡膜新生血管に対して臨床的には抗血管内皮増殖因子抗体治療が効果的であるが克服されるべき臨床的な課題は多い。脈絡膜新生血管研究は、その動物モデルである実験的アルゴンレーザー誘発脈絡膜新生血管モデルを用いた研究が活発におこなわれているが、誘発される新生血管はばらつきがあり、同一の新生血管の経時的な検査が理想である。そのためには、散瞳処置後の眼底検査中の不可逆的白内障と非侵襲的な脈絡膜新生血管撮影が必要である。マウス専用光干渉断層計とマウス専用コンタクトレンズの使用で検査中の不可逆的白内障の発症を抑えられた。これらは今後の脈絡膜血管新生研究への貢献が期待される。
|