研究課題/領域番号 |
18K16937
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
中川 喜博 東海大学, 医学部, 講師 (20459465)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 未熟児網膜症 / 酸素誘発網膜症 / 高濃度水素水 / 水素水 / 網膜血管新生 / 血管内皮前駆細胞 / 体重 / 網膜血管新生病 / 血管内皮全区細胞 / 血管新生 / 骨髄由来EPC動員の活性化 / 水素 |
研究実績の概要 |
昨年度の研究成果により、マウス酸素誘発網膜症モデルにおける高濃度水素の投与時期を生後15日(P15)と固定して、追加研究を行った。マウス酸素誘発網膜症モデルは以前の通り、P7よりP12までマウスを75%酸素投与下で飼育し、その後室内気で生育する。水素水投与群はP15において片眼に飲料水より作成した高濃度水素水を、もう片眼には対照群として脱水素水を結膜下投与した(各10μL)。その後、P18に摘出した眼球より網膜を採取し、伸展標本としてIsolectin B4で染色して蛍光顕微鏡下網膜血管を撮影した。 撮影した写真は画像解析ソフトを用い、病的血管網を示す無血管領域(AVA)と血管新生領域(NVA)をそれぞれ算出し、その面積を比較検討した。 その結果、処置群は網膜血管のAVA、NNAともに有意な差はみられないという結果になった(P=0.341, P=0.310)。結果にばらつきが多いこともあるが、有意な差は示すことができず、さらに投与期間を単回より回数を増やすことで有意性の有無を確かめていきたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
一番肝となる網膜血管の研究結果において、実験群と対照群で有意な変化が見られず、次のステップとなる実験に進められずにいる。
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今後の研究の推進方策 |
実験群への介入の仕方(高濃度水素水の投与の仕方)を工夫して、対照群との差を比較検討する。それでも有意な差がない場合は、それを妥当な研究結果として次の研究を進めていく。
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