研究課題/領域番号 |
18K16940
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
田中 公二 日本大学, 医学部, 准教授 (50647188)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ポリープ状脈絡膜血管症 / OCTアンジオグラフィー / ARMS2遺伝子多型 / ARMS2遺伝子 / CFH遺伝子 |
研究成果の概要 |
加齢黄斑変性の中で最も日本人に多いタイプであるポリープ状脈絡膜血管症(PCV)66症例を対象にした。PCVをさらに Type 1とType 2に分類し、造影剤を用いないで血管構造がわかるOCTアンジオグラフィー(OCTA)を用いて、異常血管網(BVN)の位置を決定。PCVに関連する遺伝子 ARMS2(rs10490924)とCFH(rs800292)遺伝子多型を決定し、疾患のない群277名と比較した。OCTAにおけるBVNの位置は、Type1PCVとType2PCVで有意に異なった。ARMS2遺伝子多型とBVNの位置でも有意に関連がみられた(p=0.042)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
50歳以上の国民の2%が罹患すると報告されている加齢黄斑変性の中で最も日本人に多いタイプとされるポリープ状脈絡膜血管症を造影検査などで2つに分類できることは報告されてきたが、今回我々はOCTアンジオグラフィー、遺伝子多型を用いても2つに分類でき、病変の位置的特徴が異なることを示した。病変の位置が異なることで、治療の反応も異なる可能性があり、ポリープ状脈絡膜血管症の治療を選択する上で重要な検査になると考えられる。加齢黄斑変性は本邦における視覚障害の原因の4位に挙げられており、効率的な治療を行うことでその改善に寄与できると考えられる。
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