研究課題/領域番号 |
18K16951
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 福井大学 (2018, 2021) 東京歯科大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
松村 健大 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (40529369)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 糖尿病眼合併症 / エピジェネティック / 糖尿病角膜症 / 糖尿病 / エピゲノム |
研究成果の概要 |
糖尿病の病態には遺伝子だけでなく、環境による遺伝子以外の要素、すなわちエピジェネティクスが関与している。これまでに我々は、エピゲノム制御薬が糖尿病眼合併症のひとつである白内障を改善させることを見いだした。この成果は、糖尿病合併症である眼組織環境の変化に伴うエピジェネティックな異常が薬剤により是正され得ることを示している。本研究では、糖尿病角膜症の動物モデルを用いて、水晶体以外の眼組織におけるエピジェネティクスの関連を検討した。その結果、ガラクトース投与高血糖誘導ラットにおいて、ヒストン脱アセチル化酵素阻害薬が角膜創傷治癒を改善させる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
増加を辿る糖尿病患者に伴い、合併症に対する治療のニーズも高まり続けている。糖尿病眼合併症である糖尿病網膜症や糖尿病黄斑浮腫、糖尿病白内障、糖尿病角膜症といった疾患において、本研究成果により、それらの病態におけるエピジェネティックなメカニズムを解明することで、これまでにない新たなアプローチから治療に繋がる戦略を提唱できると考えられる。
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