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重度涙道障害の病態解明と口腔粘膜上皮細胞シートによる涙道再生治療の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K16954
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関京都大学

研究代表者

藤本 雅大  京都大学, 医学研究科, 助教 (90737983)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2018年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード涙小管狭窄 / TS-1の副作用 / 涙道障害 / 涙道再生治療 / 涙道障害病態解明 / 涙道専用光干渉断層計
研究実績の概要

本研究の目的の一つはTS-1内服患者における涙道障害が主にどの部分が先行して障害されていくかを解明することであるが、まず涙道専用OCTを用いて、TS-1内服患者の涙小管の撮影を行い、経過を追った。健常人の涙小管垂直部前後径が356±82マイクロメートル、横径が578±117マイクロメートル、管腔面積0.176±0.096mm2、水平部前後径が143±23マイクロメートル、横径2900±421マイクロメートル、管腔面積0.325±0.114mm2であったのに対し、TS-1内服患者初診時の涙小管垂直部前後径が240±140マイクロメートル、水平部前後径が120±22マイクロメートル、横径1800±623マイクロメートル、管腔面積0.283±0.172mm2であり、有意に狭窄を認めた。涙小管垂直部と水平部を比較し、どちらかに偏って強く障害を認めたということはなく、涙小管全体にわたって障害が起こっている可能性がある。以前に我々が行った動物実験の結果と相違ない結果であった。涙道障害の原因としては虚血や抗がん剤を含有する涙液による障害などが考えられているが、いずれとも矛盾はしていない。TS-1内服終了後にも涙小管狭窄や閉塞が進行することが経験的に知られているが、終了後も経過を追えた1例においてはやはり軽度ではあるが、涙小管狭窄の進行を認めた。
本研究では自家培養口腔粘膜上皮シートによる涙道再生医療の開発をもう一つの目的としていたが、これに関しては次年度より取り組む予定であったため、現時点では結果は出ていない。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Lacrimal Canaliculus Imaging Using Optical Coherence Tomography Dacryography2018

    • 著者名/発表者名
      Fujimoto Masahiro、Uji Akihito、Ogino Ken、Akagi Tadamichi、Yoshimura Nagahisa
    • 雑誌名

      Scientific Reports

      巻: 8 号: 1 ページ: 9808-9808

    • DOI

      10.1038/s41598-018-27802-6

    • NAID

      120006489934

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2019-12-27  

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