研究課題/領域番号 |
18K16959
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
坂根 由梨 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (00601478)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 眼科学 / 眼表面摩擦 / 臨床研究 / ドライアイ / 眼表面疾患 |
研究成果の概要 |
瞬目する度に眼表面と眼瞼裏面には摩擦が生じており、摩擦が強くなると様々な疾患を引き起こす原因となる。眼表面の摩擦の状態を明らかにするため、この研究では眼表面の摩擦係数を測定できる装置の開発と、結果を解析して各々の眼表面の潤滑パターン(混合潤滑・流体潤滑・両者の中間)を分類して、眼表面がどのような摩擦状態にあるのかを調べるための、アルゴリズムを使った解析プログラムを開発した。また、この装置を用いてコンタクトレンズ装用とドライアイ症状への眼表面摩擦の影響検討し、装用2週間後ではコンタクトレンズの摩擦係数が有意に増加していることを調べた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
眼表面の摩擦状態を評価できる方法は現在のところない。今回開発した装置は低侵襲で眼表面の摩擦係数を測定することが可能であり、作成した解析プログラムで眼表面の潤滑状態を評価できた。まだデータの集積や、より安定して測定できるよう測定機の改良が必要であるが、眼表面の摩擦状態を明らかにし、どういうメカニズムで眼表面にストレスを与えて疾患を引き起こしているのか、どういう要因が疾患のリスクになり得るのか解明する一つのツールとなり得る。
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