研究課題/領域番号 |
18K16960
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
藤原 康太 九州大学, 大学病院, 医員 (80808121)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 緑内障 / 疫学研究 / 久山町研究 / コホート研究 / リスクスコア |
研究成果の概要 |
緑内障は多因子疾患の一つであるが、遺伝子情報と環境因子も含めた具体的な緑内障との関連については十分に解明されておらず、遺伝子多形と全身因子との相互作用、進行因子について明らかにする必要がある。2017-2018年の横断研究の成績では、本邦での緑内障有病率は高く、その要因として加齢の関与が示唆された。また正常眼圧緑内障の割合も既報と同等であり、緑内障の大半を占めることが明らかとなっている。眼科因子に加え全身因子も関連因子となり、緑内障の予防対策を行う上で眼科因子のみならず全身因子への留意も必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
緑内障は加齢とともに有病率が高くなることが報告されており、高齢化が進む本邦においては今後さらなる増加が懸念される眼疾患である。本邦では緑内障の前向きコホート研究は行われておらず、世界的に見ても貴重なデータが集積されることは疑いがない。詳細な全身データ、遺伝子情報との相互作用を検討し、緑内障との関連を探索的に調査することは、予防医学的、公衆衛生学的見地からも大変意義がある。さらに、遺伝要因を含めた全身因子の網羅的解析から、種々のリスクに応じた緑内障発症リスクスコアを確立することが可能となる。今後、さらなる高齢化を迎えるにあたり、本研究の意義は大きい。
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