研究課題/領域番号 |
18K16964
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
戸田 枝里子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 研究員 (90722992)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 加齢黄斑変性 / iPS細胞 / 3次元培養 / 網膜 / 視細胞 / 黄斑 |
研究成果の概要 |
本研究では、錐体視細胞の形成と維持のメカニズムを解明のために、ヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)を用い、3次元培養により網膜組織を分化誘導し、網膜錐体視細胞を選択的に取り出して解析する系を立ち上げた。まず、ヒトiPS細胞の時点でゲノム編集を行い、錐体視細胞に分化誘導すると蛍光を発するiPS細胞を作製した。これを用いて3次元培養により網膜組織を作製したうえで細胞を分散させ、蛍光標識をガイダンスとしてフローサイトメトリーを用いて錐体視細胞を回収する実験系を立ち上げた。これにより、錐体視細胞の移植治療および保護治療の開発の基盤となるデータを得ることにつなげる基盤となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の高齢化社会で増加した加齢黄斑変性は、網膜の中心である黄斑部を障害し、失明原因として国内第4位、米国の第1位を占める。視力確保のためには黄斑部網膜視細胞、すなわち錐体視細胞に対する介入治療が必須であるが、マウスには黄斑がなく錐体視細胞の研究はまだあまり進んでいない。そこで、ヒト細胞を用いて錐体視細胞の形成と維持のメカニズムを解明する本研究は、将来の新規網膜黄斑部治療の開発につなげる大きな意義を持つ。ヒトiPS細胞を使い、より生体に近い3次元組織培養を用いて、蛍光標識により選択的に回収した錐体視細胞を解析する本研究は、人類の中心視力確保というニーズに即した社会的意義のある研究である。
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