研究課題/領域番号 |
18K16974
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
石川 耕資 北海道大学, 医学研究院, 客員研究員 (60791374)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 血管奇形 / 血管新生 / 血管内皮細胞 / 硬化療法 / ラパマイシン / シロリムス / 動静脈奇形 / 脈管奇形 |
研究成果の概要 |
血管奇形においてmTOR経路を介した血管新生が起きているのかを検討した。病理組織学的に血管奇形に対する硬化療法後に、閉塞した血管内で血管新生したと考えられる血管内血管を認めた。新生血管の血管内皮細胞はリン酸化mTORに対する免疫組織化学染色が陽性であった。血管奇形に対する硬化療法後の血管再疎通を予防するため、mTOR経路阻害薬を用いた血管新生阻害療法の可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血管奇形は約40%が難治性であり、その多くが小児期から生涯にわたり治療を要するため、新たな薬物療法の開発が望まれる。本研究により、血管奇形に対する硬化療法後にmTOR経路を介した血管新生が起きている可能性が示唆された。硬化療法後の血管内血管新生による血管再疎通を阻害し硬化療法の効果を高めるため、mTOR経路をターゲットにした新たな薬物療法の可能性が示された。
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