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Induced membrane法を用いた遊離軟骨移植の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K16987
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56070:形成外科学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

妹尾 貴矢  岡山大学, 大学病院, 助教 (90509465)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードinduced membrane / 軟骨移植
研究成果の概要

自家軟骨移植後の長期的安定性向上、組織吸収抑制を目的として、既に一般化している骨移植におけるinduced membrane法の軟骨への応用を試みた。作成したinduced membraneにおいて、周囲の血管新生並びにVEGFの発現を確認した。induced membrane法を用いた肋軟骨移植では短期的にⅡ型コラーゲンの残存が多くなる印象があったが、長期的なCT画像および組織学的変化においては、induced membrane法の効果は認められなかった。一方、軟骨膜の存在は明確に軟骨組織の吸収抑制に働いており、膜様構造に軟骨膜類似の機能を付加させる重要性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

各種再建治療の材料の一つに自身の軟骨があり、特に外表面見の形を維持するため用いられる。しかし、移植組織は一部が吸収されるため、時に形態の維持が困難となる事が問題であった。今回、既に骨移植治療で実用化されているinduced membrane法を応用し、軟骨の長期安定性向上を試みた。当初期待された軟骨吸収抑制効果は明らかにできなかったが、容易にinduced membraneの誘導は可能であり、また軟骨膜組織の有効性は明らかであったため、両者の機能・構造解析を今後も進めることで、簡便安価で効果的な軟骨保護材料獲得を実現できる可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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