研究課題/領域番号 |
18K16989
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
安倍 吉郎 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 准教授 (40467808)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 血管解剖 / 皮膚穿通枝 / 前外側大腿皮弁 / perforazome / angiozome / linking vessel / 穿通枝血管 / microfil / 皮弁 / 血行動態 / angiosome / perforasome / 血管網 / 血行領域 / 未固定遺体 / Microfil |
研究成果の概要 |
前外側大腿皮弁の穿通枝間のperforazomeを解明するため、合計4体の未固定遺体にMicrofil造影剤を用いて血管を描出したところ、筋膜に流入する部分で1mm以上の口径を有する穿通枝は、末梢の灌流域にあたる脂肪組織まで染色されることが確認できたが、1mm未満の穿通枝では造影剤の染色を確認できなかった。さらに、Microfilを注入する穿通枝の位置によって染色される領域が異なることがわかり、今回の検討では大腿近位側の穿通枝に注入した場合に、中央と遠位側に注入した時と比べて大腿後方に染色領域が広がっていることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
癌や事故などによる組織欠損に対し、形成外科領域では身体各所にさまざまな皮弁を作成し、これらの欠損を充填・被覆している。特に遊離皮弁術と呼ばれる遠隔からの組織移植手術の安全性と汎用性を高めることは、癌切除に伴う広範囲再建手術後の合併症率を低下させ、入院期間の短縮や医療費の抑制に大きく寄与するものと思われる。 頭頸部および四肢の再建において代表的な遊離皮弁の一つである前外側大腿皮弁について、本研究は今まで不明瞭であった脂肪内の血行領域を解明したことにより、本皮弁手術手技を安全に完遂する上で実践的かつ重要な知見が得られたと考えられる。
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