研究課題/領域番号 |
18K16992
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪市立大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
藤川 平四朗 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 病院講師 (80740373)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 悪性黒色腫 / 癌関連線維芽細胞 / リンパ管新生 / リンパ管内皮細胞 |
研究成果の概要 |
本研究は癌細胞の進展に深く関与するとされている腫瘍微小環境における癌関連線維芽細胞に着目した。癌組織内でリンパ管新生が誘導されることにより組織内のリンパ管が増加しリンパ節転移を起こすことが知られている。悪性黒色腫はリンパ節転移を起こしやすいため、癌関連線維芽細胞のリンパ節転移に対する影響について評価を行った。癌細胞の影響を受けた癌関連線維芽細胞はリンパ管内皮細胞の増殖を促進することが示唆された。その作用に関連しているサイトカインの検索を試みたが、実際にリンパ管内皮細胞の増殖に対して促進的に働く物質は同定できなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、悪性黒色腫の腫瘍微小環境における癌関連線維芽細胞によってリンパ管内皮細胞の増殖が促進される可能性が考えられた。すなわちリンパ管新生、ひいてはリンパ節転移に影響を与えることが示唆される。しかし、それに影響を与えるサイトカインの同定には至らなかった。引き続きリンパ管新生に関与する物質を検索し、その阻害剤の開発が望まれる。
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