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血管新生が起点となる瘢痕なき創傷治癒のダイナミズム

研究課題

研究課題/領域番号 18K16997
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56070:形成外科学関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

岡部 圭介  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50445350)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード創傷治癒 / 再生 / 血管新生 / 皮膚再生
研究成果の概要

ヒトやマウスは胎生中期以前は皮膚創傷の再生が可能だが、以後は不可能となり、瘢痕が形成され問題となる。皮膚再生が可能なメカニズムは不明だが、血管新生との関連があると仮定し検討した。再生が可能なマウス胎生13.5日目の創部においては、早期から創の中心へ向けて旺盛な血管新生が起こることを三次元的に可視化することに成功した。一方、14.5日目以降になるとそのような血管新生は起こらないことが示された。これらから、創部の血管新生と皮膚再生の可否が関連している可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

皮膚の創傷は現代の治療では必ず瘢痕を残し、それは機能障害や整容的問題となる。瘢痕を残さずに皮膚の創傷を治癒させることは非常に大きな課題である。本研究はマウス胎仔の創傷が瘢痕を残さずに治癒するメカニズムを探索したものである。イモリ四肢、ゼブラフィッシュ尾ビレなど再生可能な組織と同様に血管新生が再生の起点となるという仮説のもと、マウス胎仔創部の血管新生について解析したところ、再生が可能な時期に限定して創内に旺盛な血管新生が認められることが分かった。本研究により血管新生を治療標的とする創傷治療開発の可能性が開けたと言える。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 血管新生を起点とする瘢痕なき創傷治癒のメカニズム2019

    • 著者名/発表者名
      岡部圭介、荒牧典子、酒井成貴
    • 学会等名
      第49回日本創傷治癒学会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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