研究課題/領域番号 |
18K17005
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 名古屋大学 (2020) 日本医科大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
青木 雅代 名古屋大学, 医学系研究科, 特任講師 (40465282)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | lncRNA / ケロイド / 細胞外マトリックス / 線維芽細胞 / マトリックス分解酵素 / 創傷治癒 |
研究成果の概要 |
難治性の皮膚線維性病変であるケロイドの線維芽細胞で、長鎖ノンコーディングRNAを網羅的に解析した。細胞外マトリックスを分解する酵素であるマトリックスメタロプロテアーゼ (MMP)-1, 3の遺伝子発現がケロイドで低下しており、これらの酵素が位置する染色体11q22.2付近にコードされるlncRNAに絞りこんで解析を行った結果、LINC00900の発現上昇 (5.9倍)が確認された。LINC00900は、線維性疾患において何らかの機能を持つことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
lncRNAは、タンパクをコードしないものの、生体の様々なプロセスに関与する。しかし、大部分のlncRNAの機能は未だ不明である。今回の研究課題で、これまで少なかったケロイド線維芽細胞(継代0代)における遺伝子発現プロファイルを構築することができた。これにより、ケロイドに関与する機能性lncRNA研究の発展が期待される。さらに、他の臓器の線維性疾患における機能性lncRNA研究への応用や、未だ機能が不明であるlncRNAの機能特定に貢献すると考えられる。
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