研究課題
若手研究
本研究では、免疫学的アプローチによりう蝕に対する効果的な新しい予防法の開発へ向けた研究基盤を確立することを目的とした。特に、う蝕原性菌であるStreptococcus mutansに対する免疫応答の誘導組織としての腸管免疫系に着目し、う蝕の病態形成の場である口腔との関連性を解析した。In vivo およびin vitroの解析からStreptococcus mutansの腸管感作により、う蝕が予防できるメカニズムの一端が明らかになった。
本研究は、う蝕の効率的な予防法の開発を目的として、宿主が本来持っているS. mutansに対する抗原特異的な分泌型IgA抗体の産生をT細胞依存的な免疫応答に着目した解析から、臨床応用への道を切り開くものである。特に乳幼児期のう蝕予防について、乳歯のう蝕と永久歯のう蝕には強い関連が認められることから、社会的な関心は高い。成果はう蝕予防に対する次世代ワクチン開発に繋がり、展開性も高いと考えられる。
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