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ラマン分光法を用いた新規歯質検出法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K17055
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57030:保存治療系歯学関連
研究機関昭和大学

研究代表者

中村 紫野  昭和大学, 歯学部, 兼任講師 (80782573)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードラマン分光法 / ラマンバンド / 蛍光強度 / セメント質 / 象牙質 / 歯石
研究成果の概要

まず励起波長と規格化に用いるラマンバンドついては、これまで通り785nmのレーザー光、規格化に用いるHAラマンバンドは960㎝-1が最適であることが分かった。次に、歯石除去毎に同一部位で蛍光/ラマン強度比の変化を観察したところ最終的にほぼ一定値を示すことが確認できた。これにより、歯石除去終了タイミングを知ることができる可能性を示唆した。
そして、実際の歯周ポケット内には歯肉溝浸出液や血液が貯留していることを考慮し、生理食塩水と血液に浸した状態の歯牙で同程度の結果が得られるか確認したところ、乾燥状態の歯牙と変わりなく測定できたため、実際の口腔内でも使用可能である可能性が高まった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、根面歯石検出・歯石除去終了を知らせるセメント質の露出・オーバーインスツルメンテーションを示す象牙質の識別を可能にする為の励起波長の検討および、規格化に使用するハイドロキシアパタイトラマンバンドの検討をすることである。
本研究により歯周治療において最も重要である歯根面に沈着した歯石の除去を適性に評価でき、さらにオーバーインスツルメンテーションによる偶発症を防ぐことができると考える。これによって多くの歯科医、歯科衛生士が手指の感覚に頼って治療してきた手技を客観的数値で捉えることが可能となり、歯科界に貢献できると考える。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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