研究課題/領域番号 |
18K17075
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
高井 理衣 北海道医療大学, 歯学部, 助教 (50781085)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | プロポリス / アルテピリンC / 細胞外マトリックス / マイクロアレイ / DNAメチル化 / LPS / 線維芽細胞 / Porphyromonas gingivalis |
研究成果の概要 |
本研究では、プロポリスに含まれるアルテピリンCの生理活性、特に歯周病予防に関する作用機序についてDNAメチル化という観点から検討することを目的とした。 ヒト歯根膜線維芽細胞にアルテピリンCを1ヶ月間添加培養した後発現解析を行なったところ、370の遺伝子で発現上昇がみられ、378の遺伝子で発現低下がみられた。これらの中では細胞外マトリックスに関連する遺伝子が多く、プロモーター領域でDNAメチル化レベルを解析すると、COL5A3とHSPG2でDNAメチル化レベルに変化がみられた。 結果より、プロポリスは歯周組織の細胞外マトリックスに対しDNAメチル化を介した生理活性作用を示すことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに、プロポリスの歯周病改善効果のメカニズムについて歯周病原菌に対する抗菌作用機序の詳細は報告されているが、歯周組織や細胞に対するプロポリスの生理活性作用機序に関するものは少なく、詳細は不明であった。 本研究で得られた研究成果は、生体に対するプロポリスの生理活性作用を解明する一助になるとともに、新しいDNAメチル化を治療ターゲットとした歯周病治療の創薬開発の基礎研究になると期待される。
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