研究課題/領域番号 |
18K17078
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
湊 華絵 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 非常勤講師 (70803112)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | revasucularization / MTA / rat / revascularization / pulp revascularization / ラット / MTA / 根未完成歯 / 歯髄再生療法 |
研究成果の概要 |
Pulp revascularizationとは歯根の成長途中の永久歯に行う治療法である。この方法を施術することにより、従来の治療方法では得られなかった歯根の成長と歯の厚みを得ることができるといわれている。本研究では施術後の長期例を観察し、より長期になるほど歯根の成長と歯の厚みを得ることを確認した。根管の中は骨様硬組織で満たされており、一部に新しくつくられた血管もみられた。根管の中に新しくつくられた組織の形態は複雑なため、今後は骨様硬組織や血管の由来を調べる必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯根の成長途中の永久歯では従来の歯の治療による歯根の破折などのリスクがある。破折は歯の生存率に大きく関与するため新しい根管治療が模索されていた。本研究により pulp revascularizationを施術することで短期間だけではなく長期間にわたって歯根の成長、肥厚を得られることや根管内の大部分は骨に類似した組織ができることから、歯根の破折はしにくくなると考えられる。一方でpulp revascularization後にする歯の修復物は長期例で脱離することが多く、修復物の選択も重要と考える。
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