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侵襲性歯周炎原因細菌の病原因子による骨吸収機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K17079
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57030:保存治療系歯学関連
研究機関松本歯科大学

研究代表者

高橋 晋平  松本歯科大学, 歯学部, 助手 (20805014)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2018年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード侵襲性歯周炎 / ロイコトキシン / 破骨細胞 / LFA-1
研究実績の概要

侵襲性歯周炎 (AgP) は若年者に発症を認め, 急速な歯槽骨吸収を特徴とする炎症性疾患である. AgPの原因菌はAggregatibacter actinomycetemcomitans (Aa) であると考えられているものの, 本菌がAgPの病態に与える影響は未だ不明な点が多い. 本研究では, Aaが産生する白血球毒素であるロイコトキシン (LtxA) がヒト破骨細胞の機能に対して与える影響を明らかにすることを目的に研究を実施した.
ヒト末梢血由来の単球・リンパ球を用いて, ヒト破骨細胞へと分化させ, そこに種々の濃度に調整したLtxAを添加した. その結果, LtxAはヒト破骨細胞に対して濃度依存的に細胞毒性を発揮することが明らかとなった. LtxAは白血球の膜上に発現したLFA-1に結合することで細胞毒性を発揮すると考えられている. そこで, LFA-1の発現を認めない細胞に対してヒトLFA-1をトランスフェクションし, さらにLtxAの添加により細胞増殖活性に与える影響をAlamar Blue assayを用いて検討した. その結果, LFA-1を発現させた群ではLtxAの添加により細胞の増殖活性が有意に低下していたことから, LtxAがLFA-1を介してヒト破骨細胞に対して細胞毒性を発揮している可能性が示唆された. さらに, FACSを用いてヒト単球・リンパ球膜上のLFA-1の発現を検討した結果, 細胞膜上におけるLFA-1の高レベルの発現が認められた. 以上の結果から, ヒト破骨細胞は, LtxAによって濃度依存的な細胞死を引き起こされることが明らかとなった.

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Aggregatibacter actinomycetemcomitans 由来LtxAのヒト破骨細胞への作用2018

    • 著者名/発表者名
      髙橋晋平, 三好智博, 山下照仁, 村上康平, 小林泰浩, 宇田川信之, 吉成伸夫, 吉田明弘
    • 学会等名
      歯科基礎医学会学術大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2019-12-27  

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