研究課題/領域番号 |
18K17091
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
吉田 光希 北海道医療大学, 歯学部, 助教 (30453260)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | エピジェネティクス / 歯周組織再生 / 口腔外歯周組織再生ユニット |
研究成果の概要 |
本研究では、抜歯に至った歯に口腔外で新たに歯周組織を作製することを試みた。 まず、エピジェネティクス薬剤で歯根膜由来マラッセ上皮細胞から幹細胞様前駆細胞を作製し、歯髄細胞、臍帯静脈内皮細胞と1週間共培養した。その結果、歯根膜関連遺伝子および間葉系幹細胞関連遺伝子のmRNA発現上昇傾向を認め、メチル化レベルの有意な低下を認めた。以上から、エピジェネティクス薬剤で歯根膜に類似した細胞集団へ誘導可能なことが示唆された。これらの細胞集団から細胞シートを作製し、抜去歯根面へ生着させた。人工骨補填材ブロックへの結合を試みたが、良好な結果は得られなかった。今後の更なる検討が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、歯周病で喪失される歯根膜を、歯髄細胞から作製する可能性を示した基礎的データであり、将来的に、治療困難な重度歯周炎の歯に対して、歯髄細胞を応用して新たな歯根膜を作製することで治療が可能になるかもしれないという、臨床に向けた学術的意義を有するものである。
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