研究課題/領域番号 |
18K17110
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
猪狩 洋平 東北大学, 大学病院, 助教 (10734270)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 老化 / 骨欠損修復 / 網羅的遺伝子解析 / マウス |
研究成果の概要 |
高齢者の創傷治癒力は低く、骨損傷時には修復遅延や修復骨量の不足が問題となる。しかし、老化が骨修復に与える影響については知見が乏しい。そこで本研究では、マウス頭頂骨に規格化骨欠損を作製し、修復骨における遺伝子発現を網羅的に解析することで、高齢と若齢とで骨修復における分子メカニズムが異なるか、検討した。まず、生理的状態の骨に発現する遺伝子を網羅的に解析した。その結果、高齢ではタンパク質分解に関わる遺伝子(MMP等)が発現上昇することがわかった。そこで骨修復過程におけるMMP9と13の発現について検討した。その結果、MMP9と13が骨欠損修復における骨基質改造に関与することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨修復の分子メカニズムの解明を目的とした研究において、成熟した若い個体におけるデータは蓄積されてきたが、高齢における骨修復に着目した研究はほとんどなく、本研究結果は貴重な知見となる。また超高齢社会である日本では、高齢者人口の増加とともに、高齢患者に適した治療の必要性が高まっている。このような社会背景を鑑みると、本研究成果は高齢における骨欠損修復の分子メカニズムの一端を解明するものであり、社会的意義も大きいと考える。
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