研究課題/領域番号 |
18K17121
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
西村 瑠美 広島大学, 医系科学研究科(歯), 助教 (80758219)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 知覚検査 / 摂食嚥下機能 / 口腔機能 / 口腔内知覚 / 触覚検査 / 2点識別覚検査 / 温度覚検査 / 口腔機能検査 / 摂食嚥下リハビリテーション |
研究成果の概要 |
本研究は、口腔内知覚検査による摂食嚥下機能評価における学術的基盤構築を目的として、口腔内知覚検査、摂食嚥下に関連する口腔機能検査、内視鏡検査を実施した。その結果、加齢に伴う知覚閾値の上昇と、部位特異的な知覚閾値の上昇が見られた。また、摂食嚥下に関連する口腔機能低下とそれに関連する口腔内知覚低下には相関が見られた。嚥下内視鏡所見と摂食・嚥下に関連する口腔機能との相関はみられなかったが、知覚との間には相関が見られた。これより、口腔内知覚の低下により摂食嚥下障害が生じる可能性と、口腔内知覚検査が初期の嚥下機能の低下をスクリーニングできる可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔内知覚は、口腔粘膜の感覚異常に客観的評価法用いられてきたが、正常な感覚閾値に関する詳細な報告は少なく、加齢変化についての報告は散見されない。また、口腔粘膜からの感覚情報は、摂食嚥下に深く関連しているが、口腔内感覚からの評価は積極的には行われていない。摂食嚥下機能を、知覚を含めて多角的に評価することで、摂食嚥下機能低下の早期発見を可能にすることができれば、オーラルフレイルへの介入が可能になると考える。また、口腔内知覚に関する臨床疫学的エビデンスとなることが期待される。
|