研究課題/領域番号 |
18K17125
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
稲葉 菜緒 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (00814170)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | デンタルインプラント / PTH製剤 / 機械的刺激 / 骨組織 / 骨粗鬆症 / インプラント |
研究成果の概要 |
失った歯の回復方法に歯科インプラント治療があります。最近では全身疾患を持つ患者さんや、多くの薬を服用している患者さんがインプラント治療を希望する機会が増えており、低侵襲で安全性の高いインプラント治療が求められています。そこでこの研究では、骨粗鬆症の治療に使うPTH製剤という薬の投与や、インプラントに力を加えることで、骨がたくさん増えると考えました。そして研究の結果、PTH製剤も荷重もインプラントの周りの骨の量と質を向上させ、両者を組み合わせることでたくさんの骨ができることが分かりました。これらの方法を単独もしくは併用することで、低侵襲で安全な治療が提供できるかもしれません。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今までのインプラント治療に関する治療理論は、あくまで健全な患者さんを対象に構築されてきました。ところが最近では全身疾患を有する患者さんや多くの薬を併用して使用する患者さんが多く認められるようになっており、新しい科学的根拠に基づいて治療を行う必要性が出てきています。したがって本研究結果は、インプラントの研究領域に新しい科学的根拠を提供できることが学術的意義であり、PTH製剤が適応外使用されれば、安全で侵襲性の低いインプラント治療を提供できる可能性があることが社会的意義であるといえます。
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