研究課題/領域番号 |
18K17129
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
|
研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
酒井 克彦 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (40433958)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 摂食嚥下障害 / 脳卒中 / サルコペニア / 側頭筋 / MRI / 超音波 / 急性期 |
研究成果の概要 |
本研究では、急性期脳卒中患者の摂食嚥下障害と筋萎縮(サルコペニア)の関連について検証を行った。脳卒中発症時のMRIから測定した側頭筋の萎縮が、急性期病院退院時の摂食嚥下障害重症度の独立した説明因子として抽出された。つまり、脳卒中後の摂食嚥下障害の一因に、筋委縮(サルコペニア)が関連している可能性が示唆された。 また、脳卒中発症後の、舌および側頭筋の変化を超音波診断装置を用いて経時的に測定た。その結果、脳卒中の発症2週間後には舌や側頭筋の厚みが減少することが明らかになった。つまり、脳卒中関連のサルコペニアが咀嚼・嚥下関連筋にも生じ得ることが考えられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、脳卒中発症後の摂食嚥下障害にサルコペニアが強く関与していることが明らかになった。脳卒中後の摂食嚥下リハビリテーションにおいて、従来の神経学的なアプローチに加えて、廃用の予防や低栄養の予防を目的とした早期からの介入が重要であることが示唆された。
|