研究課題/領域番号 |
18K17134
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
福島 梓 東北大学, 歯学研究科, 大学院非常勤講師 (50733565)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ジルコニア / バイオフィルム / フッ化物 / 腐食 |
研究実績の概要 |
歯科臨床において多用されるジルコニアは、う蝕予防剤として用いられるフッ化物によって腐食され、その結果生じると想定されるマイクロクラックがジルコニア製歯冠補綴物の破折の原因となることが懸念されている。 本研究では、フッ化物がジルコニアに与える影響について、バイオフィルムモデル装置を構築し、フッ化物の酸産生抑制作用や唾液によるフッ化物の希釈作用、バイオフィルムへのフッ化物の取込み濃度等、実際の口腔内環境を考慮した検討を行うことを目的とした。 代表者の退職に伴い中途終了となったため予定していた腐食評価を行うことはできなかったが、バイオフィルムの作成を行い、サンプル上での代謝活性評価が可能なバイオフィルムモデル装置の構築に成功した。 これにより、ジルコニア表面に人工バイオフィルムを形成し代謝させることで、フッ化物存在下における代謝活性をモニタリングするとともに、構造変化分析および化学組成変化分析による腐食評価を行う実現見通しを得た。今後のバイオマテリアル研究へ応用可能なバイオフィルムモデル装置の構築に成功したとともに、ジルコニアに対するフッ化物使用の臨床提言に寄与すると考えた。
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