研究課題/領域番号 |
18K17136
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
新井 祐貴 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (70778654)
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研究期間 (年度) |
2022-12-19 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 歯槽骨再生 / RANKL結合ペプチド / BMP-2 / メカニカルストレス / 骨造成 / 骨再生 / 歯科補綴学 / RANKL / 再生医学 |
研究開始時の研究の概要 |
歯槽骨の吸収は,インプラントや義歯の予後不良因子となるため,歯槽骨再生やその維持が臨床において強く望まれている.申請者は,抜歯窩に対して,抜歯後の骨欠損部を早期に骨で満たすことで,周囲の顎堤における骨吸収を抑制することを明らかにした.この副次的効果はメカニカルストレスの関与が推察されるが,歯牙を介した咬合によるメカニカルストレスが骨再生中の顎堤に形態的変化を及ぼすかどうかは明らかになっていない.本研究は歯槽骨欠損に対し骨再生を行い,推定されるメカニカルストレスの分布パターンの変化が骨再生中の顎堤の形態に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.
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研究成果の概要 |
歯槽骨の吸収は,インプラントや義歯の予後不良因子となるため,歯槽骨再生やその維持が臨床において強く望まれている.本研究は,歯槽骨に対し骨再生を行い,推定されるメカニカルストレスの分布パターンの変化が骨再生中の顎堤の形態に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.その結果,過剰な咬合を介した歯槽骨へのメカニカルストレスの変化が,歯槽骨の骨造成における新生骨形成を促進することが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回,骨造成において過剰な咬合力を介したメカニカルストレスが,骨形成を促進し,新生骨の骨形態に変化を与えることが明らかになった.画像診断の精度と汎用性は急速に高まっており,メカニカルストレスの数値解析により補綴治療後の骨形成・骨吸収が予測可能となれば,将来的には患者個々の顎骨の三次元データと咬合力とともに,補綴設計のクオリティアセスメントが歯科医療の現場において行えるようになる.そのため,今後の補綴治療や骨造成の予後を推察するために応用されることが期待される.
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