研究課題/領域番号 |
18K17137
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
稲用 友佳 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (50802302)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 認知機能 / 口腔運動トレーニング / 舌運動 / 脳活動 / dual taskトレーニング / 咀嚼 |
研究成果の概要 |
本研究では認知負荷の高い舌を用いた口腔運動トレーニングが認知機能の向上に寄与する可能性を検討することとした. 舌運動トレーニングが認知機能に影響を及ぼす可能性を確認するために,口腔内装置が入った状態で指定した舌運動を学習するメカニズムを脳活動の変化から明らかにした.具体的には口蓋床装着による口腔内環境の変化からの適応過程を,舌運動の変化と脳活動の経時的変化から検討した.その結果,口腔内環境の変化に対する舌運動の適応には,角回および楔前部における感覚情報の統合と動作イメージの形成が関わることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から,口腔運動をトレーニングとして行うと,トレーニング直後はその遂行に必要な脳領域の活動の増加を認め,その運動に適応する過程でそれらの領域の活動が収束することが予想された.本知見は,口腔トレーニングによる認知機能の向上を脳活動の変化から明らかにする際の指標とする予定である.また本研究は,舌の感覚や運動機能を向上させることにより,認知機能にポジティブな効果を有する可能性を示唆している.
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