研究課題/領域番号 |
18K17149
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
原口 拓也 九州大学, 歯学研究院, 共同研究員 (20778865)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 細胞培養 / 幹細胞 |
研究成果の概要 |
幹細胞を培養する上で継代を繰り返すと多能性が減弱することは大きな問題となっている。 本研究計画では幹細胞の多能性維持と大量培養に着目して研究を行った。 上皮系の細胞を用い、新規培養法と既存の培養法で細胞増殖率、多能性の維持について比較を行った。 これまでに、細胞の単離、および培養条件を確立することに成功した。 チタン表面を水熱処理することで細胞培養において影響が起こることが知られており、その効果が細胞に与える影響について確認を行った。 その結果、特定の水熱処理を行ったチタン上で特定の培養条件を用いた際に、細胞接着効果に有利な影響を及ぼすことが明らかになった
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞培養を行う上で、良質な細胞を多量に得ることは必ずしも容易なことではない。培養条件によっては継代を繰り返す中で細胞の形質が変化してしまうこともまれではない。そこで、本研究計画では細胞培養条件に着目した。細胞培養条件として、今回用いたのはチタン表面に対する水熱処理である。水熱処理とは高温高圧(とはいえ200℃程度で起こる反応であり、金属の融解温度と比べると大幅に低温である)の水の存在下で起こる現象で、金属表面の性質が変化することが知られている。今回我々はチタン合金に水熱処理を行い、その上で細胞培養を行った。その結果、細胞の接着に有利な条件があることを明らかにした。
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