研究課題/領域番号 |
18K17154
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
青沼 史子 九州歯科大学, 歯学部, 医員 (60815900)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 骨代謝 / 糖代謝 / 骨造成 / OVX / メトホルミン / 骨粗鬆症 / 臓器間ネットワーク / 糖代謝改善薬 / 骨質改善 |
研究成果の概要 |
インプラント治療やそれを目的とする骨造成手術において、骨粗鬆症は骨吸収を惹起し、骨造成手術を行っても新生骨が有意に少ないとされている。近年、骨代謝と糖代謝との関連が注目され、糖代謝治療薬が骨代謝や創傷治癒にも影響を及ぼすことが考えられるため、骨粗鬆症モデルラットを用いて検討した。これにより骨粗鬆症モデルラットにおいて糖代謝治療薬が骨造成手術後の造成骨維持や創傷治癒の改善に、影響を及ぼす可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、骨代謝と糖代謝との関連が注目され、糖代謝治療薬が骨代謝や創傷治癒にも影響を及ぼすことが考えられている。実際に、糖代謝治療薬は骨代謝に微弱ながらも影響を与え、骨の治癒改善に役立つ可能性があることが示唆された。現在、骨粗鬆症治療薬のBP製剤には歯科治療を契機とした顎骨壊死や骨の治癒遅延などが起こることが問題となっている。経口で使用できる糖代謝治療薬は、顎骨壊死のリスクも低く、安価で広く一般に使用することができることから、今後のインプラント治療やインプラント治療を目的とした骨造成手術において骨代謝の改善に寄与する可能性があると考えられる。
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