研究課題/領域番号 |
18K17159
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
木原 琢也 鶴見大学, 歯学部, 学部助手 (50796399)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 補綴装置 / 有限要素解析 / 咬合 / 下顎運動 / 有限要素 / 応力 / CAD/CAM / 咬合力 / 構造力学的シミュレーション |
研究成果の概要 |
口腔内で長期間機能を維持できる補綴装置の設計・製作を可能とするため、本研究では工学的手法を用いて患者個々の機能的・形態的データ(歯列・歯槽骨・顎関節形態、骨密度、咬合接触、咬合力、下顎運動)を組み込んだ動的有限要素解析による構造力学的シミュレーションを応用した補綴装置の設計最適化システムの構築を進めた。生体組織を高精細に再現した動的有限要素解析モデルを生成し、歯列形態と咬合力・下顎運動データの統合を通じて個体別の構造力学的シミュレーションを可能とした。また、構造力学的シミュレーションを症例に応用することで補綴治療の予後予測や最適な材料の選択の一助となる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は、歯科医師や歯科技工士の経験や技術に頼っていた補綴装置の設計を、解剖学的形態や口腔機能をデータ化することで、客観的根拠に基づいた診断・評価による補綴装置デザインを個々の患者に対応させて行う一助になることにある。社会的意義としては、本研究成果により補綴治療計画の立案根拠を力学的視点から患者に説明できるようになる。また、将来的にビッグデータの集積につながり、咬合により生体や補綴装置に発生するメカニカルストレスの解明、補綴治療のEvidence-Based Medicine(EBM)を創造できる可能性がある。
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