研究課題/領域番号 |
18K17176
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
平林 文香 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (20808406)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 口腔癌 / 化学療法 / 超音波 / ソノポレーション / ドラッグデリバリーシステム / in vitro / in vivo / 材料資料準備 / プロトコール作成 / 情報収集 / 抗癌剤 |
研究成果の概要 |
今回我々は、ソノポレーション法とEGFR、抗EGFR 抗体の抗原抗体反応を併用することで、扁平上皮癌細胞に対して特異的に薬剤を導入する方法の開発を試みた。平成30年度は、使用する細胞の検討を行った。 平成31年度、令和1年度は、ドラッグデリバリーシステムに使用する抗癌剤の選択を行った。in vivoでは、手技の確立と、それを用いた担癌マウスに対しての抗腫瘍効果における実験を行った。また、人への応用実験へ向けて、実験の準備を進めている。患者や症例の選択、超音波の条件設定等のため時間がかかっているが、今後ヒトの口腔癌への応用を検討している段階である。他大学とも連携を取りながら、研究を進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ソノポレーション法は、超音波を用いることで細胞為害性が少なく、部位特異的かつ簡便に高い導入効率が得られる方法であるが、口腔領域の悪性腫瘍に対して行っている施設は少ない。舌癌や口底部癌等、口腔領域の悪性腫瘍は、表層から超音波を当てることができ、このソノポレーション法を用いる部位としては適したターゲットと考える。近年、抗EGFR抗体は分子標的薬として化学療法に使用されているが、さらにこの効果を効率的に癌細胞へ導入する方法を開発することができれば、化学療法をより効率的に行えるようになると考える。現在、vitro、vivoでその方法を検討している段階である。
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