研究課題/領域番号 |
18K17180
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
|
研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
山本 将仁 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (90733767)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 運動器 / Sox9 / 発生 / 筋・腱・骨複合体 / 頭頚部 / 膜性骨 |
研究成果の概要 |
運動器を構成する筋・腱・骨の形態形成をコントロールする共通因子はこれまで明らかにされてこなかった。そこで既知の転写因子であるSox9(SRY-box9)に着目し、頭部の運動器に焦点を当て、Sox9が筋・腱・軟骨の形成を統括するメカニズムの解明を試みた。in vivoならびにin vitroの実験から、筋においてSox9は筋芽細胞の時期にのみ発現することが明らかになった。一方、腱や軟骨の前駆細胞においてもSox9は発現するが、分化が進むと腱領域からは消失し、軟骨細胞にのみ発現が持続した。したがって、筋・腱・軟骨はSox9の発現を切り替えることで、運動器を形成していくことが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ロコモティブシンドロームは運動器のコンポーネントである筋、腱、骨の複合疾患であり、多くの人を悩ませるこの疾患の新規治療法の開発が急がれる。本研究では、運動器の各コンポーネントの発生をSox9が統括することを明らかにした。本申請研究は、筋・腱・骨疾患を同時に治癒へ導く、新規治療法の創出につながると考えている。
|