研究課題/領域番号 |
18K17181
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
貝淵 信之 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (50621330)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | ビスホスホネート / 顎骨壊死 / デノスマブ / 間葉系幹細胞 / 細胞シート / 再生医療等製品 / 骨粗鬆症 / 骨転移 / 薬剤性顎骨壊死 / 抗RANKL抗体製剤 / ビスフォスフォネート / 骨髄炎 / ビーグル犬 / 次世代シーケンサー |
研究成果の概要 |
未だに治療法が明確になっていないビスホスホネート による顎骨壊死(BRONJ)に対する新規の治療法として、間葉系幹細胞シートによる治療の検討を行った。これまでにラットによる実験で有効性の確認を行なっていたが、本研究で臨床研究を目指したトランスレーショナルリサーチとしてビーグル犬を用いた実験を行い、ラット実験と同様の有効性を示した。また、BRONJの病態の解明も十分ではないため、本研究で患者から採取した歯肉由来間葉系幹細胞を次世代シーケンサーによる網羅的に遺伝子解析を行った。その結果については今後報告予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
BRONJは骨粗鬆症やがん患者にとって重大な懸念となっているが、明確な治療法が確立しているとは言えず、対応に苦慮している。治療戦略として、軽症例のうちに治癒を得ることが重要であるが、現在の治療のコンセンサスでは根本的な治癒が得られる治療法は確立しているとは言えない。今回の研究で、間葉系幹細胞シートによるBRONJの治療は画期的な新規治療法となり得ることを示した。
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