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軟骨内骨化およびPTH投与における骨特異性血管の骨・血管連関

研究課題

研究課題/領域番号 18K17188
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

土屋 恵李佳  北海道大学, 大学病院, 医員 (80802420)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2018年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード骨特異性血管 / 軟骨内骨化
研究実績の概要

平成30年度では、「骨特異性血管と骨芽細胞の相互作用における組織化学的解析」をテーマとして研究を行った。申請者は、骨幹端においてCD31/endomucin強陽性を示す骨特異性血管がEphB4陽性静脈内皮細胞であること、一方、骨特異的血管周囲に局在する骨芽細胞は膜結合型ephrinB2陽性反応を示すことを見出した。よって、骨幹端領域における骨特異性血管と骨芽細胞はEphB4/ephrinB2を介して作用しあう可能性が得られた。一方、c-fos遺伝子欠損(c-fos-/-)マウスでは破骨細胞が存在しないため、破骨細胞から骨芽細胞へのカップリングは生じず、また、骨リモデリングも誘導されない。そのような状況のc-fos-/-マウスにおいて、破骨細胞からのカップリングを受けない領域(モデリング部位)である骨・軟骨移行部における骨特異性血管と骨芽細胞との組織化学的・微細構造学的関連性を検索した。その結果、骨・軟骨移行部では、破骨細胞が存在しなくとも骨芽細胞は活性型を示し、石灰化骨基質合成を行うことが示された。そのような活性型骨芽細胞はephrinB2陽性を示し、それに接触あるいは近接するようにCD31/endomucin/EphB4強陽性骨特異的血管が局在していた。一方で、骨梁端などの骨リモデリング部位では活性型骨芽細胞は観察されなかった。以上から、骨リモデリング部位では骨芽細胞の活性化には破骨細胞からのカップリングが必要であるが、モデリング部位では骨特異的血管との連関、つまり、骨・血管連関が骨芽細胞の活性化に重要な役割を果たす可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2018 その他

すべて 学会発表 (3件) 備考 (2件)

  • [学会発表] スクリーニング検査により内科的疾患が発見された2例2018

    • 著者名/発表者名
      土屋恵李佳, 佐藤千晴, 竹川英輝, 服部倫寛, 北川善政
    • 学会等名
      第10回北海道口腔内科研究会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] スクリーニング検査により内科的疾患が発見された2例2018

    • 著者名/発表者名
      土屋恵李佳, 佐藤千晴, 竹川英輝, 服部倫寛, 北川善政
    • 学会等名
      第44回(公社)日本口腔外科学会北日本支部学術集会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 当科における自発性異常味覚91例についての臨床的検討2018

    • 著者名/発表者名
      山下映美, 佐藤淳, 浅香卓哉, 坂田健一郎, 土屋恵李佳, 宮腰昌明, 佐藤千晴, 山崎裕, 北川善政
    • 学会等名
      第31回日本口腔診断学会合同学術大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [備考] 北海道大学歯学部口腔診断内科学

    • URL

      https://www.den.hokudai.ac.jp/kouge1/index.html

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [備考] 北海道大学大学院歯学研究院 / 大学院歯学院 / 歯学部

    • URL

      https://www.den.hokudai.ac.jp/

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2019-12-27  

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