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鼻フローモニタリングは静脈内鎮静時の呼吸異常を低減するか:ランダム化比較試験

研究課題

研究課題/領域番号 18K17206
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関昭和大学

研究代表者

幸塚 裕也  昭和大学, 医学部, 講師 (50623724)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード静脈内鎮静法 / 呼吸異常 / 鼻内圧測定 / 歯科
研究成果の概要

本研究では静脈内鎮静(IVS)下に歯科治療を行う患者を対象に簡易睡眠検査装置を装着し、IVS中の呼吸状態を詳細に観察した。本研究で当初予定していたサンプルサイズには到達しなかったが、研究期間中にHSATをIVS中の呼吸モニタリングとして毎回使用する体制を整え、HSATによるモニタリングデ-タを用いた観察研究を実施した。観察した52例の解析結果は、手術時間中の平均無呼吸指数は17.4±16.9回/時間、平均低呼吸指数は23.8±15.2回/時間であった.5%以上のSpO2低下を伴う無呼吸と低呼吸は呼吸異常全体の3.6%で発生し、低呼吸より無呼吸の出現後に有意に発生していた(P=0.019).

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の社会的意義はIVSに睡眠医学の分野で使用する比較的安価で入手しやすいHSAT装置を応用することで、大学病院のような高度なモニタリング機器の整備された機関のみならず、一般開業医診療室でも導入しやすく多くの歯科治療の現場で安全性が高まることが期待できる点である。アメリカ麻酔学会の報告によればIVSの死亡や脳障害などの重篤な合併症の発生は低酸素血症に起因することが多い。また手術室外での死亡例はIVSによるものが多い。
本研究は今後も継続し、予定サンプルサイズのデータ取得が達成されれば鼻フローモニタリング(NF)による呼吸モニタリングがIVS管理において簡便かつ有用であることを証明しうる。

報告書

(7件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2019

すべて 学会発表 (3件) (うち招待講演 3件)

  • [学会発表] 歯科鎮静中の上気道閉塞2023

    • 著者名/発表者名
      幸塚裕也
    • 学会等名
      日本睡眠学会第45回定期学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 鎮静下の気道管理2019

    • 著者名/発表者名
      幸塚裕也
    • 学会等名
      第23回日本顎顔面インプラント学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 鎮静 歯科麻酔委の立場から2019

    • 著者名/発表者名
      幸塚裕也
    • 学会等名
      第30回日本臨床モニター学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2025-01-30  

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