研究課題/領域番号 |
18K17211
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
後藤 隆志 朝日大学, 歯学部, 講師 (30637898)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | トラマドール / 術後疼痛管理 / 口腔外科手術 / 悪心 / 静脈内投与 / 副作用 / 術後鎮痛 / トラマドール塩酸塩 / 悪心・嘔吐 / 口腔外科 / 歯科麻酔 / 鎮痛薬 |
研究成果の概要 |
海外ではトラマドールの静脈内投与が口腔外科手術の術後疼痛管理に有用であったとする報告が多々あるが、本邦でのトラマドールの投与方法は筋肉内投与および経口投与のみが承認されており、静脈内投与は適応外使用となる。そこで、本研究ではトラマドール静脈内投与の安全性を検討することとした。さらに、投与方法の違い(緩徐投与:30分間で投与、急速投与:2分間で投与)による副作用の発現率とその程度を検討した。その結果、トラマドールの静脈内投与は大きな副作用を生じることなく安全であり、緩徐投与することで副作用の発現率およびその程度を軽減できることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦でのトラマドールの投与方法は筋肉内投与および経口投与のみが承認されており静脈内投与は適応外使用となる。本研究の研究成果より、トラマドール静脈内投与は大きな副作用を出現させることなく安全であることが示唆された。そのため、トラマドール静脈内投与は口腔外科手術の術後疼痛管理に用いることが可能なだけでなく、他科での術後疼痛管理や癌性疼痛、ペインクリニックなど様々な場面でトラマドール静脈内投与が適応されることが期待される。さらに、本研究成果は、本邦でのトラマドール投与方法の適応拡大や公知申請につながる可能性が示唆される。
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